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シンガポールで日本語と英語のバイリンガル教育を行っております。是非一度当園にご見学にお越しください。


by irohakids

英語教育

「小さい頃から英語に親しませておきたい」「将来英語で苦労させたくない」「小学校の英語で遅れをとってはいけない」など いま英語教育に対する思いのある父兄も多いのでしょう。

こどもたちの将来や英語教育のために、それらの願いをきちんと受け止めるところを見つけたいとお探しになることと思います。

しかし、その際には 現実にこどもたちのことを第一優先に考えず、経営している園やお教室が多くあるということも念頭におかねばなりません。

日本人が海外で日本語教師で働く場合は 長期の日本語教師養成講座を受講し、試験を受けたりと大変ですが、英語の語学学校や英会話教室で働いている講師のなかには きちんとした資格や教育、経験を持っていない人もいるそうです。

しかし、何故そういった人が こどもたち相手にREADINGプログラムなどを何故担当していけるのかというと

 英語=ネーティブの先生=白人=アジア圏ではない国籍

といった保護者の要望やイメージに応えるために、経営者が素人同然の先生をお雇するケースがあると伺いました。

実際に英語教育といっても ‘バイリンガル教育’‘Audio-Lingual Method’‘Communicative Language Teaching’‘イマージョン・プログラム’‘ International Baccalaureate’‘Phonics’など さまざまな教育法や学習法があります。

また、資格やお教室にいたっても、多岐にわたる選択肢があり、実際の学校や先生方の実態まで踏み込んで判断し、決めることは難しいかもしれません。

しかし、まったく馴染みのない言語を学ぶ際に、どのような学習方法であれ きちんと受けているものを理解し、それにあった対応をできなければ、身につくものもみにつきません。

ましてや、担当する先生が幼児教育の理解もない、指導力もない先生であるとしたら どうでしょうか。

こどもの発達や年齢、興味に合わせて カリキュラムもたてられないようであれば、いくら母国語が英語の人でもまったく意味がありません。

以前、語学の先生をしている方に どのような訓練を受けてきたかと伺ったことがありました。
その方は英語の文法や指導法を学ぶ以前に、自分たちが全く知らない民族の言語を習得するところからレッスンが始まったとおっしゃっていました。
実際に自分もゼロから学ぶことを経験することで 相手の気持ちが分かったり、語学習得に大切なことなどにも気付くことができたそうです。

アジア圏にも英語を母国語とする国はたくさんあり、そこでしっかりとした英語教育や幼児教育を受けてきた先生方が大勢いらっしゃいます。しかし そのような先生方が軽視され、国籍や見た目の印象で ふさわしくない人材が重宝がられる傾向のあるというのは 本末転倒なような気がしました。

私たちの園では 日系幼稚園を開園するにあたり、シンガポールのある教育機関とともに、日本人のこどもたちに合った英語のカリキュラムを研究し、実践していきます。

授業ごとに改善すべきは改善し、足りない点は重点的に繰り返せるようフィードバックをしながら、しっかり幼児期に英語の力を身につけられるようなプログラムをカスタマイズし 行っていきたいと思います。
また、こどもに対する理解の深い先生方に受け持ってもらおうと思います。

英語を習得するためには 「クラスに英語の先生がいれば話せるようになる」「シンガポールに住んでいれば大丈夫」ということはありません。

語学教育というものは奥が深く、またデリケートなものです。
ただ、楽しいだけ、学ぶだけ、その環境にいるだけでは、英語を使えるようにはなりません。

まして、小学校にあがった際には「英語そのものを丁寧に学ぶ」段階から「英語をもとにさまざまな学習をついていく」ようになりますので、きちんとした語彙、表現力、聞き取りなど 幼児期にしっかりとした土台になければ、インターナショナルスクールやローカル校に行くことは難しいでしょう。

そのため、そのような選択肢をお考えになる場合には こどもの頃から 英語を学ぶためのしっかりとした意識と 正しい指導ができる先生やカリキュラムが不可欠になると考えます。
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# by irohakids | 2013-10-07 05:07 | シンガポールの幼児教育事情

習慣づけの大切さ

乳幼児期からしっかりとした「基本的生活習慣」を身につけることはとても大切なことです。

「早寝早起き」「朝食をきちんと食べる」「適切な運動」「着脱をする」など、当たり前のこと思われますが、実際にどれだけできているでしょうか。

‘こどもが小さいから’、‘時間がないから’、‘親がやった方が早くキレイにできるから’と ついつい手や口を出し、こどもがじっくりと取り組む環境や時間を奪ってはいないでしょうか。

習慣は一朝一夕に身につくものではありません。
同じことを繰り返し繰り返しするのが習慣づけの基本です。
幼児期のこどもたちには  言って聞かすよりも、周りにいる大人が日々の生活の中で お手本となって示すことが大切になります。

しっかりと生活習慣を身についているこどもは学習習慣や自ら学ぼうとする意欲があると言われています。
逆に習慣のない子どもは学習面でも集中力や持続力に大きな差が生まれると言われています。

大きくなってからでは効果は遅く、小さな子ども頃から しっかりとした生活習慣をしていくことで 学び方や達成感を学び、それが児童期の学習習慣へと繋がっていくのです。

それは「できなかったことが、できるようになった」「こういうことが面白い」と知ることの喜びやおもしろさは体験を通してでしか実感できないからです。

幼少期の子どもにとって、周りの大人は絶対的な存在です。家庭や園での日々の過ごし方や生活習慣が大きく影響します。

椅子の持ち方、鉛筆の持ち方、正しい姿勢で椅子にかけるなども学習意欲に直結します。
きちんと座れなければ、話を聞けない、しっかりとした筆圧で書けない、長時間座れないと悪循環に陥り、学習以前の問題になり、勉強に対する効果はありません。

我々保育者たちは 小さな時から 一つひとつの生活習慣をしっかり身につけることの大切さを知っているからこそ、繰り返し繰り返しこどもたちと取り組んでいきます。

新規に開園予定の園でも こどもたちの習慣付けがスムーズに行えるように動線や保育内容を考えるのはもちろんのこと、ちょっとした工夫で活動が実り多きものになるようにと願っています。

そのため 今回「えんぴつ置き」「筆置き」というものを特注で作ってもらいました。

‘使ったものを所定の位置に置く’という習慣付けを行うことにより、鉛筆が転がりおちて、学習が中断されることがないようにしたり、一連の流れを身につけることにより、学習に集中できる手助けになればと思っています。

こうした配慮で、子どもたちの意欲が育つことを願い 我々保育者は日々の保育に取り組むのです。


【 いろは幼稚園のホームページ 】   
http://iroha.sg/
※英語でもご覧いただけます



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# by irohakids | 2013-10-07 04:50 | メッセージ

日系園へのこだわり

なぜ私がシンガポールで日本人のための'日系園にこだわるのかについて、書いていこうと思います。

まず第一に、幼児期に母国語のある環境で育つことで、思ったことを言える、わかってもらえることはとても大切だからです。
こころの拠り所がなければ、子どもたちは自分を出すことができません。
また、こどもたちが集団生活を過ごすにあたって、先生やお友達との信頼関係や安心して過ごせる場所がなくては、こどもの健全な成長発達や活動はうまれてきません。
そして、自己発揮のできない環境にいるために、本来あるべきだった「敏感期」を逃し、自ら選択をして、積極的に知的好奇心を持って関わることができないことにもなりかねません。

モンテッソーリ教育では「敏感期」ということばをよく使います。
下記はその「敏感期」についてマリア モンテッソーリが説明したものです。

「卵からかえったばかりの青虫は、上へ上へと登っていく習性があります。
これは、ほんの一時期、光に敏感になるようにプログラムされているためで、数日も経てば、このような行動を取らなくなるそうです。 
生まれたての青虫は、まだ固く頑丈な葉を食べることが出来ません。
そこで太陽の光に導かれ、植物の末端に移動することで、柔らかい新芽にありつくことができるというわけなのです。 
これは、生き物が生きていくために始めから備わっている、本能であるともいえるでしょう」

このように、生物の幼少期には、ある物事に対して特別 敏感になる時期があります。

この敏感期なら苦労せずに身につけられる能力も、その時期を逸してしまうと後から取得しようとしても、なかなかスムーズにはいかないと言われています。
子どもが好奇心や自ら成長したいと願い取り組む敏感期は、「自然から与えられた宿題」をしようとする特別な時期なのです。

その大切な敏感期にいるこどもたちが、‘せっかく海外に住むことになったのだから’、‘子どもはすぐ語学を覚えられるから大丈夫’という大人の希望で こどもを未知の世界に 全く英語も中国語もベースがない状態で入れるのは とてもキケンなことで、子どもの健全な発達を阻むことにもなりかねないのです。

まずは、こどもが「あるがままの自分を受け入れてもらえること」を感じることが大切で、そういった心の基地があって はじめてさまざまな活動へと視野が広がり、行動となっていきます。

そのような考えから 子どもたちがのびのびと安心して 自己発揮のできる場である「日系園」をここシンガポールで開園したいと思いました。

【 いろは幼稚園のホームページ 】
http://iroha.sg/
(英語でもご覧いただけます)




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# by irohakids | 2013-09-25 01:36 | メッセージ

開園へ向けての歩み

島国で多民族国家であるシンガポールは、「人材が国家財産」とし、国家がこどもたちを育てるための政策がたくさんあり、多くの国家予算を教育費にあてています。

シンガポールは日本と同じように少子化が進んでいますが、1965年にマレー連邦から独立建国した頃は、人口爆発が危惧され、「Two is enough ,stop at two」という出世児数をコントロールするキャンペーンが行われていました。
しかし、1976年以降、出生率が2.0に届かなくなり、人口の減少傾向を懸念し、移民を積極的に受け入れるようになりました。結果、シンガポールでは毎10年単位でみてみると約20%割合で人口増加をしています。

しかし、リーマンショック以降はEP・Sパスなどの就労ビザ同様に PR(永住権 Permanent Resident)の取得も厳しくなってきており、移民受け入れにも厳しい審査を設けるようになりました。
以前は、政府からPR取得のお誘い状が発行されたりと、極めて容易にPRを取得できた頃もありましたが、世界的経済危機の影響やシンガポール国内の世論を受け、現在はPRを取得するのは難易度が高まっています。
今までの収入や年齢の重視から、在星住年数、学歴(大学名から最終学歴なども評価対象)、職種、家族構成なども厳しく審査されるようになりました。
シンガポール政府は国勢調査の結果、新規には年3万人の受け入れと制限し、国全体では50~60万人に抑制にしようという政策を打ち出しています。

また、シンガポールは自国民の出生率を上げ、こどもを育てやすいよう 出産・育児の支援にはさまざまな政策を行っています。「出産お祝い金」「こども育成積立基金」「ベビーボーナス」「施設型乳幼児ケア補助金」「「シングル親への支援」「子どもがいる家庭対象の税制優遇制度」などです。

常にシンガポールでは時代やニーズ、また情勢にあった政策をタイムリーに打ち出し、しっかりと実行します。
時に急激な政策転換や規制に 運営側は対応するのが困難なこともありますが、そのお蔭で、これだけ数の外国人が出入りしていても 国の秩序や統制がきちんととれ、治安や高い教育水準が保たれているのであれば、評価されるべきことなのではないかと思います。

PR取得や就労ビザの厳格化してきたように、教育の現場でも数年前まで許可がおりていた事項や規制も だいぶ変わってきており、現在では叶わないことが多くあります。
もちろん、既存の園を守るため、地域住民の生活をおかさないような規制は当然あってしかるべきだとは思いますが、だんだん地域に根ざした園から、新規の園では商業施設でしか開園がしにくいような流れや制度が多くあるように思います。

たとえ、どんな環境にいようと子どもの本質は変わりません。
今を一生懸命生きる子ども達が輝けるような教育の場をここシンガポールに作ること、そして、一人でも多くのこどもたち、その家族が幸せに子育てができる環境を作っていけるように、また明日からの一週間も頑張っていこうと思います。

【 いろは幼稚園のホームページ 】
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(英語でもご覧いただけます)


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昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう

Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow.

アインシュタイン
# by irohakids | 2013-09-22 23:17 | 幼稚園ができるまで

シンガポールの祝日

a0318155_283524.jpg多民族国家のシンガポールでは 民族間の融和・共存のためにお互いの信仰や儀礼の尊重がされています。

<宗教信仰構成>
仏教徒 33%
キリスト教徒 18%
イスラム教徒 14%
道教徒 11%
ヒンドゥー教徒 5%
その他

シンガポールでは、日本ではあまり馴染みのない祝祭日も垣間見ることができます。
ラマダンの時期には特別メニューがレストランにでてきたり、お店でも提灯やお菓子が出回っていたり、さまざまな装飾や行事が見られます。

各園でも、ナショナルデーでは「赤と白の服を着て登園」というお便りをもらったり、各国の踊りやお話しを聞き、工作をしたり、歌ったりと シンガポールの祝日を祝う機会があります。

海外で生活しているからこそ こうした異文化に触れられ こどもたちも貴重な体験できます。 


1月1日 New Year's Day
太陽暦の新年。シンガポールでは連休はなく、1日だけ祝日となります。

2月Chinese New Year (旧正月)
旧暦の正月を祝うもので、中華圏で最も重要とされる祝祭日。中国語で「春節」とも呼ばれます。
中国系が約75%をしめるシンガポールでは、最も盛大な行事の一つです。
街中が赤を基調とした正月飾りで彩られます。

4月 Good Friday (聖金曜日)
イエス・キリストが十字架にかけられ その受難と死を記念する日です。
復活祭(イースター)前の金曜日です。

5月1日 Labour Day (メーデー) 
労働者の日です。

5月 Vesak Day 
釈迦の誕生を記念する仏教の祭日です。旧暦で4月最初の満月の日にあたります。
仏教徒にとっては一番大切な日とされ、日本では「花祭り」と呼ばれ、4月8日に釈迦誕生祭を祝います。

8月 National Day (独立記念日)
シンガポールがマレーシアから分離独立した日です。
記念式典や花火、戦車のパレード、航空ショーなど 国をあげての大イベントが催され、更なる発展を祈念します。

8月 Hari Raya Puasa
イスラム教徒がラマダン(断食)明けを祝う日です。
イスラム暦の10月1日に行われ、イスラム教最大の祭りとなります。
(イスラム教では1年を10ヶ月に分けます)
Hariは'日'、Rayaは'偉大な'、Puasaは'断食'という意味です。

10月 Deepavali
ヒンドゥー教徒にとって最も盛大な祭りの日です。
ラマダン(断食)明けの行事の一つで、ヒンドゥー教徒の正月にあたります。
別名「光の祭典」とも呼ばれ、サンスクリット語でDipaは'Lamp',awaliは'row,line'を意味し、善の象徴でもある光の神クリシュナが、悪のナラカスラに勝利したことを祝う祭りです。

11月 Hari Raya Haji
イスラム教の祝日で「メッカ巡礼祭」または「犠牲祭」とも呼ばれます。
イスラムの世界ではEid Al-Adhaと呼ばれ、ヒジュラ暦の12月10日からメッカに向かって歩く巡礼の最終日にあたります。
羊や牛の肉を奢り、貧しい家庭にも分け与える「喜捨」が行われます。

12月25日 Christmas
イエス・キリストの誕生日です。各所で嗜好をこらしたイルミネーションが飾られます。

※日付のない祝祭日は毎年変動します。


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# by irohakids | 2013-09-19 02:20 | シンガポールの幼児教育事情

シンガポールの年中行事

多民族国家であるシンガポールでは、さまざまな民族が融和し、共存しています。
祝日や年中行事は、その民族や宗教の多様性をよくあらわしています。

シンガポールの代表的な年中行事をご紹介いたします。

1) Thaipusam  (タイプーサム)
2) Chinese New Year (旧正月)
3) Chingay Parade (チンゲイ パレード)
4) Singapore Triathlon (トライアスロン)
5) Good Friday
6) Qing Ming Festival (清明節)
7) Vesak Day (べサック デー)
8) Dragon Boat Festival
9) National Day
10)Festival of the Hungry Ghosts (中元節)
11)Hari Raya Puasa (ハリ ラヤ プアサ)
12)F1 Singapore Grand Prix
13)Mooncake Festival (中秋節)
14)Festival of Nine Emperor Gods (九皇帝祭)
15)Pilgrimage to Kusu Island (クス島巡礼)
16)Deepavali (ディパバリ)
17)Hari Raya Haji (ハリ ラヤ ハジ)
18)Sinagapore Marathon 
19)Christmas Light Up


1) Thaipusam  (タイプーサム)

ヒンドゥー暦の10月の満月の時に行われる祭り。
1月下旬か2月上旬にあたり、敬虔なヒンドゥー教徒がスブラマニヤ神を称えて祝われる祝祭の一つです。
神の加護を求め、忠誠を誓い、感謝を捧げるために、スリ・スリニバサ・ぺルマル寺院からスリ・タンダユタパニ寺院に向けて歩きます。

3) Chingay Parade (チンゲイ パレード)

中国正月のお祝いの一環で、毎年催されるパレード。さまざまなパフォーマンスや花火などが見られます。

6)Qing Ming Festival (清明節)

何千年にもわたり受け継がれている中国式伝統行事の一つ。中国系の人々のお墓参りの日。
冬至の日から数えて106日目に行われます。
家族で墓地や寺院に出かけ、お墓を清め、米・酒・果物などのご馳走を供えたり、線香をあげ、紙でできたお金をもやし、拝みます。
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他にも3月末~に「ファッションフェスティバル」、4月に「国際映画祭」、5月末~に「アート フェスティバル」、7月に「フード フェスティバル」などが行われます。

こうした年中行事のなかには初めて耳にするものや想像すらつかないものもあるかと思います。

その背景にある文化や宗教を、またシンガポールという国家について知るきっかけにもなる年中行事。

開園予定の日系幼稚園でも こうしたシンガポールならではの行事にも触れ、理解を深めていきたいと思っています。


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# by irohakids | 2013-09-19 01:16 | シンガポールの幼児教育事情

海外で働くということ②

「海外で働きたい」と思い、就職先を探したり、異国の環境に飛び込もうとする行動力のある人は、もともと海外思考や上昇思考のある人が多いのでしょうが、それでも適応出来ずにせっかく海外で働いても、志半ばで退職する人もいらっしゃいます。

それは海外で活躍している多国籍の人たちが持つハングリー精神や芯の強さは 日本人の比にならないほど逞しく、そのなかで自分を発揮していくことは大変なことで、「海外で働く」ということは、常に自分の力が試されるということでもあるのです。

また、海外で実際に働いて、家賃を払い、生活をしていくということは、旅行者や日本からの赴任者とはまったく違う覚悟が必要になってきます。

現地採用や日本からの駐在員ではない場合、日本人であるということや日本語だけでやっていけるわけではないので、現地・海外の人たちと対等に働いているといえます。
そうした環境のなかで、キャリアを着実に築き、自分の夢を実現してきた人は、地に足のついたしっかりとした人が多いように思います。

海外に実際に住まないと分からない日本の素晴らしさ、その国の本当の姿も仕事を通じて見えてきます。
現地で生活し、その国の文化に触れ、その地域を知ったことではじめて、その国に適したサービスや案が出てくるのだと思います。

現在開園にむけて進めている「日系幼稚園」でも、シンガポールにいるからこそのニーズや これから子どもたちが生きていくための基盤作りや きちんとした実践的なカリキュラムを作成し、期待に応えられるような園にしたいと考えています。


海外で働くには どの国でも「就業パス」の発行が必要になります。

それはその国や企業において 必要な能力や見合った条件を備えていなければ発行されることはありません。
「海外で働いてみたい」と思った際に、語学力も含め、何か自分に強みがあること、何らかのアクションをそれまでにおこしてきた人でなければ、就職は難しいでしょう。
どんな状況でも言い訳を探さず、動き出すことの出来る人、どんなことでも 自分にできることを継続して一歩踏み出せる姿勢の人ならば、海外で仕事することにより より世界も広がり、学ぶことも多くあることと思います。
自分で限界を決めずに、「まずはやってみる」 そうすれば、いつかきっと海外で活躍できる機会は出てくるはずです。

ご縁のあった先生方や職員の方がシンガポールで自己実現でき、専門性を更に高められるよう サポートはしっかりしていこうと思います。
人に教える立場にいる人には 常に自分も学ぶ姿勢のある人であってほしいと願います。



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夢をかなえる秘訣は、4つのCに集約される。
それは「好奇心」「自信」「勇気」。そして「継続」である。

※Curiosity,Confidence,Courage,Constancy

Walt Disney
# by irohakids | 2013-09-18 06:39 | 幼稚園の先生・求人

海外で働くということ①

シンガポールは日本人にとって最も生活のしやすい国の一つです。

ここには「リトル東京」と呼ばれる地域もあり、日本語の通じる和食のレストラン、美容院、塾、お稽古事、学校、引越し会社からエアコン掃除会社までたくさんあります。
さまざまな情報が日本語で手に入り、日本語で生活をすることできます。
また、日本人に対する人種差別も基本的にはなく、英語が不得手でも対応してくれます。
それに加えて、生活水準、教育水準も高く、治安もよく、国全体がきれいです。
そして、異なる宗教や文化、価値観が共存しあっている多民族国家であるシンガポールでは、アジアの雰囲気を感じることもでき、「海外で働いてみたい」と思う人にとって これほどいい条件のある国は他にないのではないかと思います。

しかし、ここシンガポールは日本ではなく海外であり、他の国で働くのと同様に 現地の言葉ができなければ 働ける仕事は限られ、せっかく海外にいても結局日本語環境で生活することになってしまいます。

もちろん、それでも貴重な経験はできますが、「海外に出て 何年も働いてきたのに語学が上達しなかった」「海外のやり方に適応できなかった」とされ、帰国後に、年齢もあがり、それに伴う自分の付加価値やスキルがなければ 再就職に不利になることもあります。

「日本で就職がしにくいから」「海外に住んでみたい」という軽い気持ちだけでは、海外で働くことはできません。

単に生活するだけであれば、自分の選択、やり方で進めていくことができますが、海外生活をし、その上 仕事をするということは、現地の文化や国民性を尊重しなければいけないこともあれば、こちらの常識が全く通じない人ともやっていかなければならないこともあります。
日本のように誠実に応えてくれる、気配りがある、責任をもって仕事を全うする、愛社心を持って尽くすなどといったことは あくまでも日本の感覚で 同じことを求めることが難しいことも多々あります。

そして、相手の返事の仕方一つでも不平不満を言い、いつも受身の姿勢で 周りを不親切と感じたり、日本の感覚と違う服装で出社してくる人と距離をおき、日本とは違う不便さ、不自由さ、価値観に直面し、「採用の時とは話しが違う」「○○人とはうまくやれない」と退職を申し出る人もいるのです。

日本にいる海外の会社や人は 日本のやり方を尊重してくれるところが多いのでしょう。
しかし、ここは多民族国家のシンガポールなのです。

ここでは 日本での経験や価値観を持って仕事をしようとすると 歯がゆく思うことや神経が磨り減ることもあります。早くに シンガポールでのやり方を学び、対応できるようにし、その上で日本の誠意ある対応をし続ければ 必ず響く人にも出会えます。
仕事をしていく上で 一度プライドも常識もつぶされる覚悟でいれば、ぐっと世界も広がるのだと思いました。

海外のそういった厳しい環境のなかで仕事をし、自分を磨き続けたならば、どこへ行っても通用するたくましさとスキル、自信が身につけられるのではないでしょうか。

「海外で働きたい」と思っていらっしゃる方は'かっこいい''華やか'といったイメージだけではなく、現地の生活や風習などについても知り、それに対応できるだけの器量があるかを一考された方がいいかもしれません。


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# by irohakids | 2013-09-17 23:00 | 幼稚園の先生・求人

感謝の気持ちを忘れずに

「幼稚園はいつ出来ますか?」「園児募集はなさってますか」というご質問を受けました。

今はまだシンガポールに「日系幼稚園開園する!!」ための取り組み途中ですので、園児募集や詳細についてお問合せいただきましても、現段階では情報の開示ができず、申し訳ございません。


私は これまでに ここシンガポールでおこっている日本人の待機児童のことを知り、敏感期にいる子ども達に教育の機会を作ってあげたい一心で 見切り発車に奔走してまいりました。

いくら 幼児教育の経験があれど、ここは日本ではなくシンガポールで、教育体制も、園の位置付けも、労働基準法から不動産事情まで 全く日本とは性質が異なる国で「幼稚園を開園する」ということは どんなに大変なことか身に沁みてわかりました。

どこから手をつけてもいいかも分からない手探り状態で 不動産業界からフランチャイズオーナー、人材会社、幼児教育施設など ありとあらゆる業界にコンタクトを取り、会い続けてきました。

そして、見えてきたことは、ここシンガポールで「日系幼稚園を開園する」ということは一筋縄ではいかないということでした。

例えば、日本では文部科学省や厚生労働省からの許可、認可がおりると補助金や税制優遇が受けられたり、開園したら、その建物や土地でずっと続けていくことができます。
しかし、シンガポールでは、いくら教育庁の許可がおりたとしても、1ビジネスとして捉えられ、物件においても 高い更新値上げや追い出しを受けることがあるのです。

さまざまな日本との違いやリスクをおかしてまで、「日系幼稚園を開園する」ことについては 随分悩みましたし、何度も何度ももうダメなのではないかと眠れない日もありました。
最後の最後までどうなるのかわかりませんが、今出来ることを一生懸命し、いつか皆さんにもきちんとご報告ができるようになればと思っています。


また この「日系幼稚園」開園に向けて取り組んでいる過程では 今既存にある日系園でもインターナショナル園でも、大変なご苦労をされて今日まで歩んでいらっしゃったということが 少し垣間見れました。

先人の方や現場の先生方のこれまでのご努力のお蔭で こうしてシンガポールの地でも 我々日本人にとって これだけの選択肢が多くあるのだということを知り、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

「通園バスの手配をしてもらって当たり前」「入園準備品についても用意してもらって当然」なのではなく、園側が皆さまがお困りにならないようにと 損得なしに手助けしていることも数多くあることも知りました。


先生方のお仕事や園の取り組みは 目にすることのできるほんの一部でしかありません。
保護者の皆様にも 先生方に感謝の気持ちを伝え 励まし合いながら ご家庭と園とが一緒になって子育て・幼児教育ができるような関係になって欲しいと願います。

【いろは幼稚園のホームページ】
http://iroha.sg
※英語でもご覧いただけます。

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a0318155_1640786.jpg小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています 
イチロー(プロ野球選手)
# by irohakids | 2013-09-11 01:35 | 幼稚園ができるまで

待機児童に思うこと

シンガポール国内でおこっている「待機児童問題」と 日本国内でおこっている「待機児童問題」では事情の違いはあれ、園に入れない子どもたちがいること、その家族が困っているという点では同じです。

「それならば園の数を増やせばいい」と思われますが、、そこは一筋縄ではいかない あまりにも高いハードルがそびえているために、これまでに需要があっても シンガポールでは園の数が増えてこなかったのだと思います。

‘幼稚園’‘保育園’というのは ただ子どもを預かる場所なのではなく、大切な乳幼児期を過ごしている子どもたちを受け入れ、適切な物的・人的環境のもとで保育をしていく場所です。

日本では「2017年までに新たに40万人の保育所の定員を確保する」「幼保一体化」など叫ばれていますが、今のままですと 各方面からのプレッシャーに耐えながら日々お仕事をなさっている現場にいる先生方を苦しめるだけで、更に離職率があがるだけのようにも思います。
(毎年2万人の就職者に対して 3万人もの離職者がおり、潜在する保育者は68万人にものぼるそうです)

保育士の低賃金、長時間肉体労働、恒常的な人手不足、労働条件の厳しさに加え、自治体は保育所の整備・増設に多くをあてるために 補助金・運営費が人件費にまでまわってこず 職員の非正規化が進んでいるのが実態です。

長い間 現場の先生方の待遇改善を求める声が叫ばれ続けていますが、「待機児童」ばかりが論争にのぼり、先生方の処遇は 一向に改善される気配はありませんでした。

また、いくら潜在する保育士がいても、就職活動をする前におこなう手続きですら、再就職を阻んでいる一因にしか思えません。
下記は保育士の資格情報を更新するためのセンターです。

登録事務処理センター 

ただ氏名や本籍地を変更するのですら、変更届のPDFを取り出すことができず、わざわざ所定の大きさの封筒に 返信用封筒+切手を同封し、センターに郵送し、‘手引き’を取り寄せます。
そのうえで届出・証明書等+郵便為替1600円を払い、提出し、登録完了2ヶ月~までかかるというのです。


現在、私どもは求人募集を始め、国内外から応募の連絡を頂いています。
シンガポールの就労ビザの規定などのために、せっかくご連絡をいただいてもお越しいただけない場合もありました。

その応募者のなかには、ある程度この幼児教育業界の実態を知っている私でも驚き、同時に嘆かわしい気持ちになるような環境や待遇のなかで 一生懸命お仕事をなさっていらっしゃる先生方が少なからずいらっしゃり、心が痛くなりました。

応募いただいたどの先生方もこの幼稚園の仕事にやりがいを感じ、子どもたちの成長を心から喜び、感動のあるこの仕事をこれからも続けていきたいと考えていらっしゃるにも関わらず 一生懸命な先生ほど 身体を壊し、抱え込みすぎ、現状を嘆いているように見受けました。

世間的な評価や処遇は低くても、この幼児教育の仕事は専門性がとても高く 尊い仕事だと思います。

子どもたちと一緒になって泣いて笑って悩んで学んで、、、、その一つひとつが苦労を吹き飛ばし、明日の仕事を頑張る原動力になります。
子どもたちにとっては先生は第二の親であり、先生方にとっても我がの子のように大切なこどもたちなのです。

私も幼児教育が大好きで、子ども達が大好きです。
ですので、どんなに大変でも ここシンガポールで 資金もコネクションも何もありませんでしたが、ゼロから「日系幼稚園開園準備」を始めました。
敏感期にいるこどもたちが待機児童としており、この常夏の地で彷徨う親子がいる現状を知っているのに、どうしても見捨てることができなかったからです。

人の一生の中で、乳幼児期は生涯にわたる人間形成の基礎が培われる本当に重要な時期です。
こどもたちは遊びや生活を通じて、情緒的・知的・社会性を身につけていきます。
また、知的・感情的な面だけでなく、人間関係の面においても、急速に成長する時期でもあるので、集団生活を経験することも とても大切なのです。
乳幼児期にたくさんのことを体で吸収し、経験しておく必要があるのです

そんな子どもたちと いつかこのシンガポールの地で一緒に過ごせる日を夢みています。
また、一緒に働いてくださる先生方、職員の方にとっても、この園が好き!と思えるような風通しのいい園になるよう これからも開園に向けて奔走して頑張っていこうと思います。

【いろは幼稚園のホームページ】
http://iroha.sg
※英語でもご覧いただけます。


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a0318155_2564942.png困っている人を助けるといっても、一人ひとりの力はきわめて小さい。 自分自身だって非力で、大したことはできないこともわかっている。
でも、一人で世の中全体を救うのは無理でも、身のまわりの五~六人ぐらいになら、手をさし伸べることができるだろう。この五~六人がまた、身のまわりの五~六人に手をさし伸べる気持ちになってくれたら、助けられる人は、二十人、三十人と広がっていく。
こうして、助け合うことが徐々に広がっていけば、やがては世の中全体が救われていくのではないだろうか。
(やなせたかし)
# by irohakids | 2013-09-09 03:04 | シンガポールの幼児教育事情