いろは幼稚園でも こどもたちがワクワクし、楽しめる企画を行いました。
今年のCHILDREN'S DAYでは クラシックの演奏家の方々をお招きをし、コンサートを開催しました。
こどもたちの馴染みのある曲や保育で習った曲も多く、思い思いに身体を揺らしたり、思わず口ずさむ子もいました。
曲や楽器の紹介 また 音を使った遊びなども取り入れてくださり、リラックスをしながら音楽を体感することができました。
生演奏ならではの迫力や音色を感じ、こどもたちは 自然と音の世界に引き込まれていきました。
今のこどもたちは テレビやタブレット端末などでの目から入る刺激に慣れていて、静かに音を聞きとる経験が乏しくなってきていますが、やはり 本物の音は こどもたちの耳と心と身体に届くものがあったようです。
小さなクラスのお友達でも 穏やかに最後まで聴き入っている姿を見て、音楽はこどもたちの心に響くものだということを改めて感じることができました。

いろは幼稚園のご父兄の皆様に向けの企画として‘プラナカン博物館’へ行ってまいりました。
私たちはそれぞれご縁があってシンガポールに移り住み、生活をしています。
こどもたちの中にはここシンガポールで生まれた子も多く、ここでの生活が日常となっています。
そのシンガポールについて より理解を深めることで、生活が豊かになり、身近にある建物や年中行事などにも親しみや関わりを持とうとするきっかけになればと思います。
シンガポールは多民族国家のため、民族や国籍また宗教、風習文化の違う人たちが共存していますが、それぞれのアイデンティティを尊重しながら、異なる習慣、言語、思考があることが当たり前とされています。
また現在では全人口の約4割もの人たちが外国人ですが、はるか昔から多民族国家であったシンガポールでは しっかりとした制度を整え、無理に融和をせず共生することにより国が発展してきたことが 今回のガイドツアーの方のお話しからも伺い知ることができました。
特別ガイドでは ‘プラナカン’の人たちの生活や文化について展示品を紹介しながらご説明していただきました。
女性好みの素敵な色づかいの食器から、美しい刺繍、繊細な細工が施されている宝飾も それぞれ 意味のあるデザインであったり、東西交易が融合されて生まれた美意識など垣間見ることができました。
また、縁起をかつぐ風習や人々の幸せを願いを込めたものも多く、いつの時代も親が子に思う思いは同じものがあるのだと思いました。
何百年も前からグローバル社会を育み、独自の生活スタイルを築いてきたプラナカンの人たちの寛容さやたくましさは学ぶべきところがあると感じた1時間でした。
丁寧かつ知識豊かな説明をしてくださった日本語ガイドの方々のお蔭で有意義な時間を過ごすことができました。