シンガポールで日本語と英語のバイリンガル教育を行っております。是非一度当園にご見学にお越しください。


by irohakids

絵本② 「こどもの発達と絵本選び」

子どもは「絵本の読み聞かせ」を通じて 喜怒哀楽を体験し、豊かな感情や「心の脳」が育ちます。

その読み聞かせの‘絵本選び’をするうえで、子どもの発達を知ることは大切ですので、今回は大まかな年齢別の特徴と絵本選びのヒントとなることをお伝え致します。

・・・1~2歳児・・・

小さな子ども向けの絵本は、子どもの日常生活やことば遊びなどをシンプルでハッキリとした絵・構成のもので描かれています。
話自体も単純で、繰り返しの言い回しや構造を持つものが多いです。

大人が指をさしながら「これはなに?」と尋ね、「これは時計」と名称を伝え、模倣を繰り返します。

モンテッソーリ教育ではこの2歳児頃のことを「ことばの爆発期」(ことばの敏感期)とし、とても大切な時期になります。(注1 敏感期)

「絵本の読み聞かせ」は こどもの言葉を豊かにする一因にもなります。
最初は大人主導で行われる「読み聞かせ」も、次第に相互で対話できるようになり、子どもも能動的に参加するようになってきます。

また、「絵本の読み聞かせ」は、その絵本の内容だけではなく、会話を通して本のきまりを学びます。
破かずにお話しが終わったら1枚ずつページをめくるという大人にとっては当たり前の行為も、子ども自身が繰り返し繰り返し体験することにより、紙の性質や本の扱い方を知り できるようになるのです。

・・・2~3歳児・・・

この頃になると、単純な繰り返しの絵本から、ストーリー性のある絵本へと移行してきます。
これは、ことばだけではなく、身体を通して、発声・視線・身振り・表情・指差しなどさまざまな表現で 子ども自身が絵本の世界に関わるようになってくるからです。
絵本を媒介にし、物語と向き合い、自分と登場人物を重ねて 話の中へ入っていきます。そのため、同じ動作や口調を真似たり、身体を動かして読むようにもなってきます。

子どもは演じ手になることにより、感情のコントロールやコミュニケーションの仕方や考えを学んでいるのです。
やがて、こうした行動は‘ごっこ遊び’へと発展していきます。

・・・4歳児~・・・

成長とともに、全身で感情を表現することから、視覚・聴覚をつかい、本と関わるようになってきます。
素話のように、静かに黙って聞くことができるようになり、想像力を働かせて楽しめるようになってきます。
ことばの意味や話の流れを心で感じ、考えるようになってくるのです。

それまでの‘大人・絵本・子ども’の三者関係から ‘絵本・子ども’の二者での対話へと変わっていきます。

だからこそ、しっかりと関わりをもてる低年齢の頃から、毎日読み聞かせをする・本に親しむ習慣をつくることが大切になってくるのです。

a0318155_23104283.jpg子どもは「絵本の読み聞かせ」が大好きです。
その共有した時間や触れあいが、こどもの心の基盤にもなります。

子どもの成長や発達・興味に合わせ、絵本を選び、忙しい日常の中でも ゆっくり過ごす時間をもち、お話しを積みかねていきながら、家族の絆もどんどん深めていける「絵本の読み聞かせ」は今の時期だからこそできる大切な時間です。
どうかご家庭でも是非「絵本の読み聞かせ」をし、こどもと一緒に大好きな絵本探しをしてみてください。

【 いろは幼稚園のホームページ 】
http://iroha.sg/
(英語でもご覧いただけます)

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(注1)「敏感期とは」

モンテッソーリ教育では、子どもがその時発達させようとしている能力に関わる事柄に、特に敏感になり、執着する時期のことをさします。

『敏感期とは、成長の過程にある生物、つまり生物の幼年期にみられる特別な感受性にかかわります。その感受性は長くは続かず、ある一定の特性を獲得するためだけに限られます。ひとたびその特性が発達すれば、感受性はなくなります』(マリア モンテッソーリ)

その敏感期の子どもに、それにあった環境を整え、お仕事を提示すると、驚くほどの吸収力で獲得していきます。

『子どもたちが敏感期にあるときは、彼らは非常に熱中したり著しい活力の爆発をおこしたりします。その敏感期が過ぎると、子どもは無関心になります。・・子どもが敏感期にある時、彼は燃え立つ炎のように、その発達の特別な敏感性に関係のあるものはすべて自分の活動の中で、ことどごくむさぼり食います。』(マリア モンテッソーリ)

敏感期は一過性のものであり、それを逃すと後々取り返すのに大きな努力を必要となります。
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by irohakids | 2013-09-01 23:12 | 幼児教育