シンガポールで日本語と英語のバイリンガル教育を行っております。是非一度当園にご見学にお越しください。


by irohakids

日系幼稚園の不動産探し②

プレスクールの不動産探しは本当に大変である。


これまでにいくつかの候補があがり、現在も交渉を進めている。
が、どこもメリットとデメリットがあり、自分たちでどこまでリスクを取れるかの判断がとても難しい。

いずれは「日系幼稚園開園」のために 日本に残してきたマイホームを売却する予定である。
また、必死に集めた資金でも 不動産交渉は厳しいこともある。

住まい選びと違って、幼稚園の物件探しは何十倍も大変だということが分かった。


これまでにも、国内ありとあらゆるところに足を運んできた。

今、既存の園でもオーナーチェンジを希望している園、HDBの集会場から元小学校のフロア、建築中の商業ビルまで 少しでも目に留まるものがあったらエージェントに連絡し、見せてもらった。

やはり、実際に物件を見せてもらわないと分からないこと、こういう物件だけはやめておこうと気持ちがかたまるところ、エージェント情報の収集など、少なからず得るものがあるからだ。

だが、この暑い気候のなか わざわざ時間を作って行ってみても、希望の物件ではないことが大半で、なかには とても冷淡な対応や足元を見られるようなことを言われることもあり、本当にぐったりする。


そして、以前も書いたが、色々な条件をクリアした物件があったとしても、調べてみると  以前墓地だったところ(シンガポールではこの60年間に4倍近くあった墓地を再開発し、現在残る墓地は60箇所しかないそうです)、人口増加に伴う大規模インフラ整備の地域になりそうな場所だったりすると、諦めざる得ないケースも多々あった。


因みにシンガポールの総人口は

 1970年代  200万人
 1980年代  240万人
 1990年代  300万人
 2000年代  400万人
 2010年代  500万人

さらに2030年までに総人口600万人にしようと、人口増加を見込んで大規模なインフラ整備や 就業ビザ・永住権などの規制を 厳しくコントロールしている。


話を不動産に戻し、今回探している物件は「教育をする場所」「こどもたちが毎日安心して過ごせる場所」なので、たとえどんな状況にあろうとも この先もずっと従業員と園児たちを守れないような物件・契約であってはならないのだ。

シンガポールでは 日本とは違いオーナーに絶対的な権力があり、オーナーが更新時に25%50%の賃料をあげたいと言われたら それに従わなくてはいけないし、払えないようならば、テナント側はその物件から出ていかなくてはならない。

同様のことが幼稚園でもおこりえるのである。

もちろん、賃貸契約をかわす場合はそれなりの契約書を交わすのだが、ここではそれすらも破棄されたり、ゴリ押しされてしまうことがある。


今回の物件探しで、最終段階まできた物件に関しては 不動産に精通している弁護士の方にもご相談にのっていただいているのだが、その方々は更に細かく確認事項を求めてくることがある。

例えば、土地のオーナーと建物のオーナー、両方との一致した同意の契約だったり、彼らにもしものことがあった場合に備えてご氏族の情報まで求めてきたり、、、、リスクがこんなところまで潜んでいるんか、、と唖然とすることばかりである。


契約社会であっても、いくらでも言い逃れや抜け道があるようなので、ビジネスとして、経営を安定させ、みんなを守っていくためには 細かく対処できないようであれば、10年後20年後も継続して園をしていくこともできないのだと思い知った。


また、住まいとは違い、園として行っていく場合は、水周り、遊具、庭の手入れ、フェンス、内装などの設備すべてを自己負担で改善する必要がある
そして、いくら設備投資をしても、いずれはオーナーが他にいいテナントさんを見つけてきたら追い出される可能性もある。


そんななかで、どのように対処し、契約し、乗り切っていけばいいのか、、、ということを常に悩まされながら、たとえ契約に至ったとしても そのリスクからは今後も逃れることができないのである。


しかも、中国らしいのは、大規模に室内のレイアウトなどを変えたりすると 「風水」的に運気が変わったりするそうなので、そういったことも見てもらった方がいいというアドバイスもいただいた。


あまりにも多くの条件をクリアしなくては物件契約に至れず、難しい問題が多く、悩ましい、、、、


【 いろは幼稚園のホームページ】
http://iroha.sg
(英語でもご覧いただけます)


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by irohakids | 2013-08-19 23:20 | 幼稚園ができるまで