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モンテッソーリ教育には「敏感期」という概念がございます。
一般的に‘臨界期’や‘感受性期’などとも呼ばれている時期のことです。
人間が生まれてから死ぬまで、その脳の成長度合いは、一定ではなく、急速に大きく伸びていく時期があり、その時期を「敏感期」と言います。

体の成長は生後から15歳くらいまでにあらわれてきます。
同様に生後から9歳位までの‘敏感期’にいるこどもたちは ある特定のことがらに対して強い感受性があらわれ、敏感にしかも容易くそのことがらを吸収してしまうことができます。
無限の可能性を持っているこどもたち。
1日1日を丁寧に、そして地道な取り組みや体験を通して得られるものは 生きていくための生活力、人生の基盤となります。

敏感期にいるこどもたちは それぞれの置かれた環境で 精一杯生きています。
私たち親、保育者はそのこどもたちのために 心を尽くし、サポートしていくこと、そして私たち自身も前向きに謙虚に生きていきたいものです。

素晴らしいエッセイがございましたのでご紹介させていただきます。

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【置かれた場所で咲きなさい】
 
生きている間には「こんなはずじゃなかった」と言いたくなるようなこと、 想定外のこと、期待外れのことがたくさんあります。 そのような状態・立場に置かれた時でも明るく前向きに生きていく。 つまりそれが、置かれたところで自分しか咲かせることができない花を一生懸命に咲かせることになるのだと思います。

私は女子学生達と40年以上関わってまいりました。 そして、この「置かれたところで咲きましょう」という言葉を入学してきた人達に話すと同時に、 卒業していく学生達にも話すようにしています。


入学してきた人達の中には必ずしも私共の大学が第一志望ではなかった、不本意入学の人達もいらっしゃいます。 その人達にキリスト教の一つの生き方として「置かれたところで咲く」という言葉を贈ります。


また、卒業して社会に出ていく人達、置かれた職場で思ってもいなかった仕事が与えられたり、 または結婚して期待どおりの家庭が築けなかった。子育てにおいても子供が思ったように育ってくれない。


つまり、その時その時に置かれた状況、そこで嘆いたり悲しんだりしているだけではなく 「周りの人が悪い」とか自分以外の他の人達が「こうなってくれればいいのに」という気持ちを持つ以上に、 自分がその場で置かれたところで咲く、前向きに生きるということを卒業してからの生活の中で実践してほしいと思います。



私自身の生涯を考えてみましても、数多くの「こんなはずじゃなかった」と言いたくなることがたくさんありましたし、 また、これからもあるだろうと思います。

30歳近くで修道院に入り一人だけアメリカに5年ほど派遣されました。 戻りますと思いがけず、行ったこともない岡山という土地に派遣されて、35歳でしたが、 その翌年36歳の若さで4年生大学の学長に任命されました。

それまでの15年間、この大学はアメリカ人のシスターたちが初代・二代の学長を務め、 お二人とも70歳代の方でいらっしゃいました。

そこに初めて日本人としての学長がそれも修道生活まだ5年、有期誓願しか持っていないシスターで、 前の方達の半分の歳にもならない、その大学の卒業生でもなければ岡山の人間でもない。 そのよそ者に対しての風当たりは結構強く、私も辛い思いをしたことがございます。 時には修道生活を考え直そうかとさえ思ったことがあります。

その時に二人の神父様から私は助けていただきました。


お一人は私が30歳まで7年間働いていた職場の上司でアメリカの方でしたが、 その方に私の色々な不平・不満を申し上げましたところ、その方はご自分も修道士・修道者でいらっしゃいましたが、 私のお話をお聞きになってなぐさめてくださるどころか、 「あなたが変わらなければ、どこへ行っても何をしても同じだよ。」とある意味すげないお言葉でした。


私はその時に振り返ってみますと、自分が「くれない族」だったと思うのです。 こんなに若くて知らない土地で急に学長になって苦労しているのに、誰もなぐさめてくれない、 私の辛さを理解してくれない、誉めてもくれない、挨拶もしてくれない。

そういう「くれない族」であった私にその神父様が、「あなたが変わりなさい。 人に求めるのでなくて自分から与える人になりなさい。」ということを教えてくださったと思います。

そして私の方から挨拶をする人間になり、私から人様にお礼を言い、お詫びをし、人様を誉める。 そういう人間に変わったときに不思議と周りの方が変わってくださいました。

もう一人の神父様は岡山でお仕事をしていらしたベルギー人の宣教師の方でしたが、 私が苦労しているのを見かねてか一つの英文詩をくださいました。 「神様がお植えになったところで咲きなさい」という詩でした。


私は「神様がお植えになったところ」というのを「置かれたところ」と変えて訳したのですが、 「置かれたところで咲きなさい。仕方がないと諦めるのではなく咲くのです。 咲くというのは自分が幸せになり周囲の人を幸せにすることです。 咲くということは私は幸せなんだということを周囲に示して生きることなのです。」という内容の詩でした。

咲くということは本当に大変なことだと思います。 しおれている方がよほど楽だと思うときがありますが、 やはり私たちは神様が置いてくださったところ それに間違いはない。そこで咲くのだ。

自分で置かれたところを変える時が来るかもしれない。でも置かれている間はその置かれたところで咲くのだ。 ということを教えていただきました。

そして私自身が自分が置かれた岡山という地で、置かれた学長という立場で咲く決心をいたしました。 咲くということは自分が幸せになることであり、他人も幸せにするということです。

戦後まもなく一人の男性の方が選ばれてヨーロッパに留学をなさいました。 その当時、留学をするということは本当に稀なことで、みんなから羨ましがられ祝福されてヨーロッパに行かれたのですが、 行ってみると、戦争中に語学というものもあまり行われず教科もできなかったものですから、 その方は周りの方が次々と質問をしたり、答えたりしていらっしゃる中で劣等感の塊になられました。

そして恥を忍んで日本に帰った方がいいだろうか…と思いながらある朝学園の庭を歩いていらしたときに、 ひともとの小さな花がけなげに咲いているのをご覧になりました。

その時に「小さきは 小さく咲かん 小さくも 小さきままに 神を讃えて」という境地を得て、 それからご自分の劣等感から自由になって立派に卒業して日本にお帰りになりました。


私はこの話を伺って本当に良いお話だと思いました。 その方にしてみれば自分はタンポポでしかない。 周りを見わたすとバラ カトレア カーネーションのような人たち。その中で劣等感の塊になっていらした。

でも、考えてみたら確かにタンポポはバラになれないけれども、バラもタンポポになることはできない。 そこで自分は、タンポポはタンポポのままで置かれたところで咲いていたらいいんだ。ということにお気づきになりました。

時に人が「きれいな花だ」と誉めてくださることもあれば、くださらないこともあります。 『人 見るもよし 人 見ざるもよし 我は咲くなり』 人の目の前でなく、神の目の前で咲いていたいと思います。


一人一人が
神様が植えられたところで 精一杯に咲きなさい
咲くということは
笑顔で生きるということです



ーノートルダム清心学園 理事長 渡辺和子ー

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by irohakids | 2015-09-29 07:39 | メッセージ

中秋節とは

ここシンガポールでも 日本でいう「中秋の名月」がございます。

旧暦の8月15日にあたる日を「中秋節」と呼び、2015年は9月27日に行われます。

中秋節は旧正月と並び大切にされている伝統的な日となります。

この時期は親しい人やお世話になった人たちに月餅を贈る風習もあります。

諸説ございますが、「中秋説」について ご紹介します。

ご参考までのお読み下さいませ。


「中秋節」は もともと古代中国の皇帝が月へ秋の豊作を祈って行われた祭事が由来です。

各国にはそれぞれ収穫祭の文化があり、更に 中国の伝説に基づいた神話が融合し、現在のように 毎年中秋月には庭に机を出し、果物や月餅、灯篭などで飾りながら 月をみいるようになったそうです。


中秋節には 家族が集まり、一緒に団欒をし、食事を共にします。 

こうした美しい風習やこころの在り方を私たちも学び、伝承していきたいものです。

幼稚園でも 「おつきみ」を紹介していく予定をしております。


< 月餅 >


日本のお月見団子と同じように「満月」と同じ形です。

月餅の丸い形は 「一家円満」という願いが込められています。


< ランタン / 灯篭>


巨大な灯篭から伝統的な紙提灯、祭壇用のものから 音が鳴るキャラクターものから 月に住んでいるうさぎを模したもの、縁起物の桃や金魚、他にもさまざまな動物、海の生き物、形のものが売られています。

もともとは 丸い月を眺めるのに足もとを照らすための明かりとして使われたと言われています。


現在も各地で色とりどりのランタンが飾られていたり、露天でも売られているのを目にすることと思います。

幼稚園でも 廊下に飾ってございますので、こどもたちも 雰囲気を感じていることと思います。

今 日本でも火山や豪雨、地震などの自然災害があり、多大な被害がでています。

農作物にしても これまで丹精込めて作ってきたものが実りの秋、収穫の秋を前に台無しになってしまったところも多いと聞きました。
生産者の心境を思うと胸が締め付けられる思いがします。

毎日 食卓に食事が並べられ、お店には色とりどりの食材があり、そうした光景があたり前にようになっていますが、お食事がいただけること、実りある農作物や命ある動物、海の生き物の恵みを 人の手を介し、得ることができることの幸せや恵まれた環境を改めて感じずにはいられません。

「中秋節」を機に めぐみに感謝し、皆さんの無事や復興をお祈りいたします。


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by irohakids | 2015-09-14 01:11 | 豆知識

ヘイズ

数週間ヘイズの影響を受け、幼稚園でも対策を行っておりますが 長引くヘイズにより こどもたちも 体調不良でお休みのこどもたちが多く心配しております。
常夏らしい青空に戻り 通常通りの園生活が送れるように祈るばかります。


The haze situation in Singapore is becoming a concern.

The National Environment Agency (NEA) has indicated that Singapore will be affected by smoke haze due to forest fires in the region.


See more information at: http://www.haze.gov.sg.


こどもたちが早く思いっきり外遊びや水遊びができるようになりますように。

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by irohakids | 2015-09-10 01:07 | お知らせ

サッカー教室

いろは幼稚園では4つの課外クラスを実施しており、その一つにこどもたちに大人気のSHOOT FOOTBALL ACADEMYがあります。

毎週イーストコーストにあるフットサル場で こどもたちはサッカーに励んでおり、先日その練習を観に行ってきました。

テンポよいレッスンと チームワークの良さを感じるコーチ陣、そして こどもたち一人ひとりの生き生きとして姿が印象的でした。

いろは幼稚園では 日本語と英語のバイリンガル教育を実践しているため、こどもたちは英語のコーチの話しもよく理解し 機敏に動いていました。


現代のこどもたちは 体格の上では向上しているにも関わらず、体力、運動能力は低下をしており、自分の身体を思いのままに操作をする身体能力の低下が深刻です。

その要因として、常夏のシンガポールでは暑さのために外遊びの時間が短く、また身近に使える公園や運動場がないこと、日常生活の歩行距離も影響し、基礎体力が身につかない子どもが多い傾向にあるようです。

ほぼ赤道直下に位置するシンガポールは 熱帯雨林気候なので、こどもでも 大人でも 全力で走ったり、運動をすると 思った以上に動かず 身体がついていかないことがあります。

Shootのサッカー教室では サッカーの技術や試合などだけではなく、レッスンを通し、元気で丈夫な身体作りの指導が行われています。
コーチ陣は 明るく、こどもたちの一人ひとりの名前を呼びかけながら 楽しくレッスンが展開されていました。

<大まかなレッスンの流れ>

1) ご挨拶
2) ストレッチ
3) 鬼ごっこなどのウォ-ミングアップ
4) パターン練習
5) 実践対抗試合
6) ストレッチ
7) ご挨拶

レッスンではこどもたちの気持ちを高め、自信がつくようにと きめ細やかに声掛けがなされ 導いてくださいました。
少人数制のゲームやパターン練習では ボールに触れる回数も多いため、以前より こどもたちのボールの扱いは 断然うまくなってきていました。

全体を通し 「サッカー大好き!」 「身体を動かすのは楽しい!」という感覚を養い、真剣に取り組む中で こどもたちが心身にたくましくなっていく姿が見られ 感動しました。

最後は 自宅送迎のバスに乗るまで コーチを始め、小林さんや奥様も こどもたちの身支度を見て下さり、、バスの方々もこどもたちが無事に帰れるようサポートしてくださっていました。

Shootの皆様、いつもこどもたちに全力で関わってくださり、ありがとうございます。
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by irohakids | 2015-09-07 01:14 | いろは幼稚園

シンガポールと自然

今週は自然豊かな地域にお出かけをしました。

首都国家であるシンガポールは 政府庁舎、金融商業地域、高層コンドやビルなどが立ち並ぶ中心部と 少し郊外にいくと自然保護区もあり、東南アジアの緑豊かな地域が広がります。
シンガポールは 大都会と大自然が見事に融合する近代国家でもあります。

熱帯雨林の中を歩くと、生命力の強い動植物や昆虫に出会うことができます。
都会の喧騒から離れ ゆったりとした時間のなかで過ごすのは とても清々しいものです。
ご家族で お休みの際に自然探索をしてみるのは いかがでしょうか。

他にも 今週末は 広大な敷地を有するBukit Timah Saddle Clubでは カントリーフェアというものが催されています。
小さなこどもたちも参加しやすいイベントで 乗馬や広大な敷地内を散策ができたり、ショーや各ブースが設置されており、ご家族皆で楽しめるものとなっています。

http://www.btsc.org.sg/country-fair-2015/


※ 北部の農園への遠足での画像となります。
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by irohakids | 2015-09-04 23:40 | いろは幼稚園