カテゴリ:幼児教育( 10 )

Childhood Conference 2016

昨年の10月National Museumを会場に幼児教育の大会「Tokyo Fuji Kindergarten’s Singapore Conference 2016」が行われました。

会に際し、東京から ふじ幼稚園の加藤ご夫妻、建築家の手塚先生が来星なさいました。

この大会を主催されていらっしゃったのが Charmaine Soh先生であったこともあり、
期待をもって大会の申し込みをしました。

ふじようちえんの軸とされているモンテッソーリ教育では、子ども自身が育つ力を持っていると考え、
気付きや自主性、知的好奇心を育むことを大切にしています。
子どもたちが日々の生活や遊びの中から 見て、触れて、感じて、考えて、行動をし
五感を洗練させながら、自ら育つ力を発揮する道筋を模索していきます。

御園のエピソードや園の取り組みを伺い、改めて幼児教育の奥深さや現場で無限に展開していく可能性があることを学びました。

敢えて不自由な環境を整えたり、雑多な音がある中で生活をすることで集中力を高めたり、
物的環境から子どもの秩序感を満たし、成長の過程の特性を利用し 自然な形で達成感を引き出していく面白い試みを伺いました。

どんどんと便利になっていく時代だからこそ アナログな経験や実際に体験する機会、考える場面がいかに大切かを改めて考える時間となりました。

ここシンガポールにいても、こうしたお話を伺う機会に恵まれ、同じ研究所の繋がりを持つことができるのは幸せなことです。

同じ幼児教育に携わる者として これからも「こどもたちの育ち」のために邁進してまいります。


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by irohakids | 2017-05-08 02:36 | 幼児教育
シンガポールには多彩で魅力的な素晴らしい方が大勢いらっしゃいます。

そのお一人、シンガポールで15年にもわたり バレエ教室スタジオアーツ パッセを運営されてきた井口みな先生をご紹介いたします。

井口先生は日本の一流バレエアカデミーを経て、プロのバレリーナとしてご活躍されていらっしゃいました。
ご縁があってシンガポールでもご活躍の場を広げられ、現在はご自身のスタジオをはじめ、さまざまなところでバレエの講師としても指導にあたられていらっしゃいます。

シンガポールにもいくつものお教室がございますが、スタジオアーツ パッセの先生方は 中長期のこどもたちの発達を踏まえ、高い意識をもってこどもたちを育てていらっしゃり、先生自身も己の身体を通してバレエのメゾットを学び、深い本質を探求なさりながら今日まで歩まれていらっしゃいました。

バレエではバレリーナのスタイルやテクニック、演目ばかりに目がいきがちですが、舞台の上で物語を伝える表現力や感性、日々の鍛練から生まれる踊りが生演奏と合わさり創られるすばらしい世界観は総合芸術そのものです。

教育と同様バレエも毎日毎日の地道な積み重ねが実を結びます。
幼稚園とバレエ教室とそれぞれ土俵は違っても、まずは挨拶から始まり、人の話を聞く姿勢、自主性を育むサポートなど根の部分は同じです。 

今回バレエを通し、幼児期における運動の意義についてを考えました。
それぞれの年齢相応に育ってほしい発達に関しても書いてございますので 是非皆様にも一読していただけたら幸いです。

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パッセより 子どもたちの健やかな成長を願って


近年、子どもたちの運動能力及び体力の著しい低下は深刻化しています。

現在子どもたちの身体は発育も早く欧米化する一方で、昔に比べると幼少期から柔軟性に欠ける傾向が見られます。それに加えて運動不足が続くと成長期の怪我や大人になった時の深刻な運動機能障害(ロコモティブシンドローム)に繋がります。

子どもたちには4歳前後から運動をする習慣を身に付けさせることで、心身ともに健康に成長し、大人になってからも健やかな生活ができる身体作りを促すことができます。


さて、ここシンガポールでは暑さのためさらに外遊びの機会が少なく、バス送迎など歩く機会も少ないために、子供たちの体力と筋力の低下を心配なさる保護者の方々も多いことと思います。


日本の文部科学省による幼児期運動指針より5つの「幼児期における運動の意義」が以下のように書かれています。

1)体力・運動能力の向上

2)健康的な体の育成

3)意欲的な心の育成

4)社会適応力の発達

5)認知的能力の発達

パッセのバレエを通して上記を見ていきます。


1)体力・運動能力の向上  ‘運動機能を高める’


レッスンの中では沢山の決まった動きを学びます。
ストレッチから始まり、膝を曲げ伸ばしするプリエ、片足でバランスをとる練習や綺麗な姿勢を保ったまま動くジャンプや回転。
手の指先からつま先まで全身を使うことで、自分の身体をコントロールして動かす身体能力を養います。
また、1時間のレッスンを集中して続けることで運動機能を高めるだけでなく、集中力も自然と身に付いていきます。


2)健康的な体の育成  ‘身体作り’


バレエでは主に体幹を鍛える運動により、無駄な力を入れずに美しく踊る技術を身に付けていきます。
日本人に多いO脚や内脚そして猫背は骨格の問題ではありますが、レッスンで繰り返し筋力を鍛えることにより矯正が可能です。
また、日常的な運動習慣は肥満や痩身を防ぎ正しい食生活に通じていきますので、結果、病気や怪我の防止に大きく繋がっていきます。


3)意欲的な心の育成  ‘豊かな心を育てる’


毎年12月に開催される発表会では、華やかな舞台に向けて練習に励み助け合い、緊張感のある本番から大きな達成感を感じることができます。
6月の勉強会では、日々のレッスンの成果を試し自分と向き合う良い機会となっています。目標を持って努力した後には必ず泣いたり笑ったりと心は大きく動きます。
子どもたちは舞台で踊る経験から豊かな感受性、そして繰り返し新たな目標に向かうことでポジティブな心構えを身に付けていきます。


4)社会適応力の発達   ‘社会性を身につける’


発表会や勉強会を通して先輩である6歳児は年下の面倒を見るようになり、バレエが大好きな4歳児は誰よりも上手に踊ろうと、鏡を見ながら一人で練習して上達していきます。
このように子どもたちはバレエを学ぶ中で思いやりの心や自主性を身に付けていきます。
また、師弟関係では礼儀作法はとても大切で、挨拶・学ぶ姿勢や態度をしっかりと学ぶことができます。
幼少期から協調性を身に付けコミュニケーション能力を磨き、努力を続けることの大切さを学ぶことは、社会で成功をする上で欠かせない要素の基盤作りとなります。



5)認知的能力の発達  ‘感性を磨く’


バレエには体に8つの方向があり、正確にその向きをコントロールする必要があります。
また、広いステージを上手く使って踊る空間能力も大切です。
踊りながら周囲に気を配ることで、子どもたちは高い認識力と繊細な判断力を身に付けていきます。
また、役柄や空間を「お姫様」や「お城」などとイメージしながら踊ることで、豊かな表現力や想像力を引き出すことができます。
感性を磨くことは、ないものを生み出し限界を超える力を持つ「創造力」を育むことに大きく繋がっています。



バレエの大きな特徴は、エクササイズやテクニックの量の差はあるとは言え、 幼児からプロのダンサーまで同じ動きを繰り返し練習しているということです。

500年前から毎日世界中で繰り返されているバレエの基礎を学ぶことは、 全身運動としての素晴らしさはもとより、強い精神力と豊かな創造力を自然と身に付け、 音楽・衣装・バレエの公演を観る機会などから芸術的センスも養うことができます。

子どもたちがバレエを大好きになり自主的に楽しんで学ぶことは、心の安定と成長を促し、

それをそばで見守るご父兄にとっても誇らしい気持ちに包まれ、 子どもと一緒に「バレエ」と言う身近な芸術を楽しんで頂けることと確信しています。

世界中の人々に愛されるバレエを多くの方々に体験して頂きたいと願っています。



下記はスタジオのご紹介となります。

< スタジオアーツ パッセ >

住所  11 Unity Street #02-16 Robertson Walk Singapore 237995 (UEスクエア裏グレーの建物)

電話   65-6735-2819
メール  info@studioartspasse.com
URL  http://www.studioartspasse.com/
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by irohakids | 2015-06-28 05:16 | 幼児教育
今日は6月生まれのお子様のお誕生日会がございました。
そこで年長組のこどもたちが英語の音楽劇をいたしました。

入園してから初めて英語に触れたこどもたちも 毎日毎日英語に触れ、色々な場面で使うことにより、少しずつ慣れ、たった数ヶ月で自信をもって英語で歌い、演じることができました。
最初は英語の先生とのやりとりに距離があったり、言いたいことがあっても英語でお話ができず 思わずぽろりと涙が出てしまったこともありました。

それでも先生方は辛抱強く丁寧に関わり、また楽しく保育展開をしてくださいました。
日々の生活の中で 信頼関係がうまれ、平行して英語に対する親しみも芽生えてきました。

また いろは幼稚園では一緒にクラスにはいる日本人の先生と英語の先生との連携も素晴らしいので、こどもたちは安心して 新環境で過ごすことができるのだと思います。


私たち保育者も子どもたちの輝いている表情や成長していく様を目の当たりにする度に、日々の保育をより真摯に取り組まなくてはならないと身が引き締まりますし、また励みにもなります。

そうした感動があふれている幼稚園生活は本当にいいものですね。



下記は6月号のSPRINGで掲載されたコラムです。 どうぞご覧ください。

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URL : http://spring-js.com/global/3577/2/  (Springより)

いろは幼稚園 

◎ 学校選択について

 シンガポールにはバイリンガル教育を行う園や学校がたくさんあります。是非、保護者の方が実際に足を運び、ご家庭の教育方針に合う、お子さまにとって適切な環境を選んでいただきたいと思います。
 幼児期は基本的な生活習慣を身につける大切な時期です。その時期に通う園は言語のみを習得する場所ではなく、集団生活という環境を体感しながら多面的に学ぶ場所になります。その意味では、集団の中での「コミュニケーション力」と「聞く力」を身につけることが、幼児期におけるバイリンガル教育の中心となるでしょう。
 お子さまはまだ自分の言葉だけではうまく表現できないため、保護者が状況を理解しながら的確にサポートすることが重要です。保護者が英語で園や学校のスタッフと意思疎通がはかれることも必要になります。それが難しい場合には、日系の幼稚園や日本語のサポートがある教育機関を選択する方が適していることもあるでしょう。

◎ 帰国後のバイリンガル教育

 ご両親が日本人の場合には、幼児期に英語教育を当地で受け、その後日本に帰国される方も多いと思います。幼児期は聞いたことをそのままスポンジのように何でも吸収していける時期ですので、極めて英語環境を受け入れやすい状態といえます。

一般的に、多言語の習得には最低5 ~ 7年かかるといわれていますが、たとえバイリンガル環境で過ごせるのが2~3年だったとしても決して無駄になるというわけではありません。その後ブランクがあったとしても「R」と「L」を聞き分けられるなど、英語のヒアリングや発音は残ると言われています。しかし幼児期は覚えるのも忘れるのも早いので、帰国後はお子さまが英語への興味を持ち続けることができる
よう、積極的に英語に触れる機会を作ったり家庭学習を続けることが、その後のバイリンガル教育の鍵となります。

◎ シンガポールにおけるバイリンガル教育研究会

 シンガポールでは、英語を母国語としない子どもたちへの英語教育(ESL: English as a Second Language)や、バイリンガル教育の取り組みを各学校の教師たちが共有する場があり、インター校を中心とした20名以上の専門教師が集まっています。先日オーストラリアンインターナショナルスクールで行われた会合では、日本人生徒のESLに関するケーススタディと効果的なアプローチについて研究発表がされました。バイリンガル教育についてはさまざまな教育法があり、今なお進化しています。 進化するバイリンガル教育を取り入れているシンガポールの園・学校と、保護者も同じ方向性を共有し、家庭でもサポートできればより効果的だと思います。
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by irohakids | 2014-06-25 16:37 | 幼児教育

日本の絵本・外国の絵本

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ご家庭には 日本の昔話や神話、図鑑だけではなく、翻訳された世界中の童話やさまざまな作者の絵本、こどもたちの年齢や興味にあった絵本を揃えていらっしゃることと思います。

保育の中でも 絵本はただお話を読むだけではなく、何かの導入として取り入れたり、説明のツール、こどもの想像力を養う教材、道徳教育の実践、こどもの気持ちを代弁するもの、社会のルールを示すものとして使うことがあります。

いろは幼稚園にも既に何百冊もの絵本を所蔵しておりますが、その目的によって その絵本はいくらでも必要になってきますので、これからもまだまだ揃えていきたいと思っております。

話はそれましたが、普段絵本の読み聞かせをする際に ご家庭ではあまりその出版会社や絵本のルーツ、また絵本作りの手法、作者名、画家名、翻訳者名、原著発行国などを意識されることな少ないかもしれません。

また、絵本というのは 同じ「ももたろう」という話でも 出版社や作家のことばの選び方や絵の描き方により、その印象やメッセージ性などは異なってきたり、読み聞かせができる対象年齢も変わってくることもあります。

 
他にも 絵本がうまれてきた歴史的背景や地域や国柄、気候や地政学的要素によっても 主人公の年齢、性格からストーリー展開は大きく変わってきます。


下記に代表的な日本の昔話と諸外国の代表的な絵本とその特色を大まかにまとめてみました。
ご参考までにお読みください。

<日本>
ももたろう、浦島太郎、かさじぞう、はなさかじいさん、おむすびころりん、こぶとりじいさん など

<イソップ、アンデルセン、グリム童話>
アリとキリギリス、おおかみ少年、うさぎとカメ、ヘンデルとグレーテル、7匹の子ヤギ、金のおのと銀のおの など

日本のお話は「まず最初に善行を積み重ねましょう」「見返りを期待せず、純粋に相手のことを思い実行する」文化で、他にも協調性や謙虚さを美徳とする話が多くあります。

それに対して、ヨーロッパのお話では「リスク管理」や「因果応報」の発想をもとにしているものが多くあります。

それは、日本は島国で農耕民族であったのに対し、陸続きの国では歴史的侵略され続けてきたり、自然が厳しいところから生まれたお話しでは生きるための術がストーリーとなり語り継がれてきたものもあるようです。

こうした絵本だけをとってみても、お話しがどこに起因するかを考えたみたり、国民性や地学的な違いを感じ取れるのは面白いものですね。



【 いろは幼稚園のホームページ 】   
http://iroha.sg/
※英語でもご覧いただけます
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by irohakids | 2013-12-25 17:59 | 幼児教育
以前より「シンガポール日本語こども会」(http://nihongokid.exblog.jp)を主催しております。

こども会はシンガポールに住むローカル園、インター園に通うこどもたちに日本の素晴らしい文化や風習、遊びやうた、日本語を伝えていこうという思いで始めました。

常夏のシンガポールではともすると月の感覚や季節を感じることなく過ごしてしまいます。

また、国際人を目指す前に私たち自身またこどもたちにも 自分たちの国のことをしっかり知る、意識して学ぶ機会を持つことは海外生活をしていく上で大切な大人の責務なのではないかと考えています。

たとえば、日本の童謡には、世代を超えて歌い継がれていく素晴らしいうたがたくさんあります。

美しい日本語、単純な節、シンプルなメロディーでこどもでもすぐに口ずさめる童謡。

「あかとんぼ」「しゃぼん玉」「七つの子」などほとんどの歌は1オクターブ程度の音域であるため、歌いやすく覚えやすく、また、「たなばた」などを聴くと季節を感じたり、情景が浮かぶうたもあります。

心のふるさとにもなる日本のうたを‘知らない’‘歌えない’こどもにならないように こうしたうたを歌いついでいきたいと思いました。

同様に日本の伝承遊び、わらべうた、工作、集団遊びなどを通じて、しっかりと子どもたちにメッセージを伝えながら会を行ってきました。

12月以降は少しお休みをいただき、新規日系幼稚園「いろは幼稚園」が開園しましたら、今後は課外教室やホリデープログラムとして取り入れていきたいと考えております。

もしよろしければ、「シンガポール日本語こども会」の過去の活動内容や豆知識などをご覧ください。

※現在2013年度の新規会員は募集しておりません。

【 いろは幼稚園のホームページ 】   
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by irohakids | 2013-11-12 03:12 | 幼児教育

絵本③ 「絵本の効果」

乳幼児期は脳の発達や感性が養われる とても大切な時期になります。
この時期に子どもたちは 周りの人たちの語りかけ、ふれあいの時間から 少しずつことばや動作を覚え、理解を深め、自分で表現できるようになってきます。

a0318155_0421112.jpgそのなかで「絵本」のもつ役割・効果はとても大きなものがあります。
大人が高い意識を持って 子どもと絵本を読むようになれば、子どもたちの世界もより豊かなものになっていくことでしょう。

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絵本は分かりやすいことばと絵によって 知識、知恵などが示されています。
また テレビのような受身の映像ではなく、本というのは 子どもに考えるゆとりや想像力を養うこともできるものです。
こどもが自分に合ったペースで絵をながめ、読み手の声を聞きながら、ゆったりと本と関わることにより、豊かな心や好奇心が育ちます。

こどもたちが繰り返し「読んで」と求めてくるのは、こども自身が絵本を楽しめるようになった証拠です。
大人はこの「絵本の読み聞かせ」を通し、こどもの心情を知ることもできます。

また、私たち大人も、こども時代に読んでもらった絵本を 再びわが子と一緒に読む幸せを感じながら、少しの間 タイムスリップしたような懐かしさを味わうこともできます。

このことを科学的に述べると、読み聞かせ中は 聞き手であるこどもは「大脳辺縁系」が活発になり、読み手の大人は「前頭葉野」が働くようになるそうです。


下記は「絵本の効果」について まとめてみました。

・心が育つ(愛情・思いやり、豊かな感情)
・イメージ力・創造力が育つ(例:登場人物になり疑似体験ができる)
・表現力が養われる (例:ごっこ遊びにもつながる)
・注意力・集中力がつく
・読み聞かせの声により、落ち着き、情緒が安定する
・スキンシップがとれる
・読み聞かせや絵本が身近にあることにより、活字に抵抗が少なくなる
・語学の習得にいい。語彙が増し、国語力がつく
・思考力・読解力がつく
・学習習慣がつく
・コミュニケーション能力がつく
・社会常識などモラルや世の中のしくみを知る
・親子の楽しい思い出にもなる

など、「絵本の読み聞かせ」は いいこと尽くしです。

難しいことは何もありません。 
子どもと一緒に絵本を読む、読む習慣をつけることが何よりも大切なことです。
是非ご家庭でも 多くの絵本に触れ、絵本大好きな子どもにしていきましょう。

【いろは幼稚園のホームページ】
http://iroha.sg
※英語でもご覧いただけます。


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by irohakids | 2013-09-04 01:43 | 幼児教育
子どもは「絵本の読み聞かせ」を通じて 喜怒哀楽を体験し、豊かな感情や「心の脳」が育ちます。

その読み聞かせの‘絵本選び’をするうえで、子どもの発達を知ることは大切ですので、今回は大まかな年齢別の特徴と絵本選びのヒントとなることをお伝え致します。

・・・1~2歳児・・・

小さな子ども向けの絵本は、子どもの日常生活やことば遊びなどをシンプルでハッキリとした絵・構成のもので描かれています。
話自体も単純で、繰り返しの言い回しや構造を持つものが多いです。

大人が指をさしながら「これはなに?」と尋ね、「これは時計」と名称を伝え、模倣を繰り返します。

モンテッソーリ教育ではこの2歳児頃のことを「ことばの爆発期」(ことばの敏感期)とし、とても大切な時期になります。(注1 敏感期)

「絵本の読み聞かせ」は こどもの言葉を豊かにする一因にもなります。
最初は大人主導で行われる「読み聞かせ」も、次第に相互で対話できるようになり、子どもも能動的に参加するようになってきます。

また、「絵本の読み聞かせ」は、その絵本の内容だけではなく、会話を通して本のきまりを学びます。
破かずにお話しが終わったら1枚ずつページをめくるという大人にとっては当たり前の行為も、子ども自身が繰り返し繰り返し体験することにより、紙の性質や本の扱い方を知り できるようになるのです。

・・・2~3歳児・・・

この頃になると、単純な繰り返しの絵本から、ストーリー性のある絵本へと移行してきます。
これは、ことばだけではなく、身体を通して、発声・視線・身振り・表情・指差しなどさまざまな表現で 子ども自身が絵本の世界に関わるようになってくるからです。
絵本を媒介にし、物語と向き合い、自分と登場人物を重ねて 話の中へ入っていきます。そのため、同じ動作や口調を真似たり、身体を動かして読むようにもなってきます。

子どもは演じ手になることにより、感情のコントロールやコミュニケーションの仕方や考えを学んでいるのです。
やがて、こうした行動は‘ごっこ遊び’へと発展していきます。

・・・4歳児~・・・

成長とともに、全身で感情を表現することから、視覚・聴覚をつかい、本と関わるようになってきます。
素話のように、静かに黙って聞くことができるようになり、想像力を働かせて楽しめるようになってきます。
ことばの意味や話の流れを心で感じ、考えるようになってくるのです。

それまでの‘大人・絵本・子ども’の三者関係から ‘絵本・子ども’の二者での対話へと変わっていきます。

だからこそ、しっかりと関わりをもてる低年齢の頃から、毎日読み聞かせをする・本に親しむ習慣をつくることが大切になってくるのです。

a0318155_23104283.jpg子どもは「絵本の読み聞かせ」が大好きです。
その共有した時間や触れあいが、こどもの心の基盤にもなります。

子どもの成長や発達・興味に合わせ、絵本を選び、忙しい日常の中でも ゆっくり過ごす時間をもち、お話しを積みかねていきながら、家族の絆もどんどん深めていける「絵本の読み聞かせ」は今の時期だからこそできる大切な時間です。
どうかご家庭でも是非「絵本の読み聞かせ」をし、こどもと一緒に大好きな絵本探しをしてみてください。

【 いろは幼稚園のホームページ 】
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(注1)「敏感期とは」

モンテッソーリ教育では、子どもがその時発達させようとしている能力に関わる事柄に、特に敏感になり、執着する時期のことをさします。

『敏感期とは、成長の過程にある生物、つまり生物の幼年期にみられる特別な感受性にかかわります。その感受性は長くは続かず、ある一定の特性を獲得するためだけに限られます。ひとたびその特性が発達すれば、感受性はなくなります』(マリア モンテッソーリ)

その敏感期の子どもに、それにあった環境を整え、お仕事を提示すると、驚くほどの吸収力で獲得していきます。

『子どもたちが敏感期にあるときは、彼らは非常に熱中したり著しい活力の爆発をおこしたりします。その敏感期が過ぎると、子どもは無関心になります。・・子どもが敏感期にある時、彼は燃え立つ炎のように、その発達の特別な敏感性に関係のあるものはすべて自分の活動の中で、ことどごくむさぼり食います。』(マリア モンテッソーリ)

敏感期は一過性のものであり、それを逃すと後々取り返すのに大きな努力を必要となります。
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by irohakids | 2013-09-01 23:12 | 幼児教育

絵本① 「読み聞かせ」

寄贈品で「絵本」をいただけるという大変ありがたいお申し出をいただきました。

こどもにとって「絵本」は、心を豊かにする大切なものです。
また、「絵本の読み聞かせ」はこどもにとって貴重なスキンシップの時間であり、自己肯定感を体感する時間でもあります。

今回は その「絵本」「読み聞かせ」について、投稿致します。
いま一度、その意味や大切さを認識し、こどもたちの世界が豊かになることを願います。

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a0318155_12344311.jpg「読み聞かせ」は子どもの興味、情緒的発達、想像力、言語能力に影響をもたらします。

「読み聞かせ」をする人間の声は、子どもの精神状態を落ち着かせるものでもあります。

また、「読み聞かせ」は聞き手である子どもにとってだけではなく、読み手である大人にも影響をもたらします。

絵本の「読み聞かせ」とは、大人とこどもの親密な人間関係を基盤として、大人が文章を朗読し、子どもが絵を見ながら大人の音読を聞くことです。

子どもと一緒にその時間を絵本をもとに過ごす。読み手と聞き手とがその歓びを分かち合うこと、大人が子どもの表情を見ながら、そして気持ちを考えながら話すことで絆を深める機会にもなります。

子どもは繰り返し繰り返し同じ本を読みたがります。
一度読んだ本を繰り返し読むと、子どもの反応が多くなります。
自分で発見したこと、思ったことを言葉にして、時に指差しながら気持ちを伝えてくるからです。
また、長期にわたり、繰り返し読んだ絵本に対しては、子どもが同じ対話パターンを繰り返し楽しむこともあります。
子どもなりにこだわりを持った場面を楽しむことにより、想像力、言語能力だけではなく、人との関わり方も学んでいるのです。

繰り返し絵本を読むことは、大人にとっては「また・・」と思うこともあるかもしれません。
しかし、その子どもの求めに応じて繰り返し読むこと自体が安定感を生み出し、人と対話することの楽しさ、絵本の面白さを確認し、想像力や言葉の使い方を学び、吸収していっているのです。

絵本は時に、こどもの思いを代弁するものにもなり、大人がこどもに伝えたいメッセージをわかりやすく伝えるお話しを見つけることができます。

「読み聞かせ」にはマニュアルはありません。親子で楽しむこと、それが一番なのです。

忙しい日常のなかでも 絵本を読む時間を作り、毎日絵本に親しみ、本が大好き!!なこどもにしていきましょう。

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by irohakids | 2013-09-01 03:17 | 幼児教育

ごはん

「乳幼児期に培われた味覚や食事の嗜好、食習慣はその後の食習慣にも大きな影響を与える」ということを 頭で理解していても、普段、どの程度意識して、食事をしているでしょうか。

実生活では、小さな子どもたちを連れて、暑いなか買い物へ行き、子どもをみながら 長時間調理することが難しいこともあります。
結果、簡単に調理できるもの、便利な調味料や食材ばかりを使った献立になっている傾向にあると思います。

「食事」はこどもたちが毎日口にするものです。
その「食事」がこどもたちの身体を大きくし、めまぐるしく発育する身体を支えています

また、「食事」は‘文化’を伝えたり郷土愛を育てるものです。
毎日の食卓で'食文化’を伝承していかなければ、子どもたちに受け継いでいくことはできないのです。

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私は以前「日本味覚教育協会」の会長をなさっていらっしゃる内坂芳美先生のもとでお料理を習っていたことがありました。

先生は1990年代から何度もフランスに訪れ、現地の学校で行われているa0318155_2112387.png「味覚教育」「栄養教育」を視察なさっていらっしゃいました。

美食の国フランスでも 近年共働きの親や 子どもたちも多忙なスケジュールなために 家族でゆっくり食卓を囲むことが減ってきたそうです。 
そのため、こどもたちはバケットに板チョコをはさんだものを食べていたりと 子どもたちの食環境がおざなりになっていることを危惧したシェフらが「味覚の週間」という運動をはじめたそうです。

現在、日本でも内坂先生に賛同してくださったシェフの方々、多くの企業に支持され、広く全国にその取り組みが行われるようになってきました。
2005年には「食育基本法」が成立し、多くの教育現場でもさまざまな取り組みが行われるようになりました。

各ご家庭でも「栄養バランス」「食品添加物」「食習慣の確立」「家事のお手伝い」「食事のマナー」「食材・食品選び」などを意識されて、毎日の食事をご用意されていらっしゃるのでしょう。

しかし、その「食事」の時間にテレビをつけながら食事を食べていたり、こどもだけ食べさせて親は一緒に食卓についていなかったり、こどもが食べている食材や料理について学ぶ働きかけがなかったり、、、、


「食事」は単に栄養をとるだけのものではなく

「1日3食、規則正しく食べる」ことにより 基本的生活習慣が身につきます。

「家族や友人と共に食べる」ことにより 人との関わりを学びます。

「さまざまな食体験をする」ことにより 食文化や栄養・自然について学びます。


この乳幼児期にとどまらず、生涯にわたって「食事」に対する高い意識を持てるよう、園と家庭とが一緒になって「食育」について考え、学び、実際に実践していけるように取り組んでいきたいと思っています。


こどもたちの大好きな「食事」の時間がより充実したものとなることを願って。


「味覚の一週間」

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by irohakids | 2013-08-24 02:11 | 幼児教育

ことば

以前 言語教育を勉強していた時にふと、言語学では「ことば」という単語が平仮名表記で書かれているのは、何故なんだろうかと思い、調べてみたことがあった。

漢字だと、「言葉」「詞」「詩」「言語」「弁」「語」など、
用途や文脈によって さまざまな当て字があり、学術的な統一呼称がないために 大和言葉の「ことば」なら意味を問わず共通の発音だから採用されているとのことだった。

また、「言葉」と漢字で書くと word,language,speechなど 色々な英単語にとられてしまうからだとか。

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その「ことば」は思考手段のもとになり、その音声や文字によって集団生活において人に感情や意志を伝える道具になる。

だからこそ、「日本語」「英語」教育を行う上では、しっかり保護者の方をはじめ、保育士も こどもに関わる大人の役割・責任として しっかり「バイリンガル教育」について理解する必要があると思う。

乳幼児期は 大きくなってから始めた語学学習では得られない感覚やスピードで、「母語」を習得をするのが可能だ。
それは子どもには「敏感期」(「臨界期」)というものがあり、この時期に環境にあるものをそのまま受け入れる能力があるからだ。

ここシンガポールにいる子どもたちは 日常的に英語に触れる機会に恵まれる。

だからこそ、「言語教育」について 大人は高い意識をもち、乳幼児期だけではなく、将来像をも見据えて関わっていくべきだと考える。

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マザー・テレサのことば

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。 a0318155_12541696.png
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by irohakids | 2013-08-20 12:53 | 幼児教育