プロフェッショナルにきく (スタジオパッセ)

シンガポールには多彩で魅力的な素晴らしい方が大勢いらっしゃいます。

そのお一人、シンガポールで15年にもわたり バレエ教室スタジオアーツ パッセを運営されてきた井口みな先生をご紹介いたします。

井口先生は日本の一流バレエアカデミーを経て、プロのバレリーナとしてご活躍されていらっしゃいました。
ご縁があってシンガポールでもご活躍の場を広げられ、現在はご自身のスタジオをはじめ、さまざまなところでバレエの講師としても指導にあたられていらっしゃいます。

シンガポールにもいくつものお教室がございますが、スタジオアーツ パッセの先生方は 中長期のこどもたちの発達を踏まえ、高い意識をもってこどもたちを育てていらっしゃり、先生自身も己の身体を通してバレエのメゾットを学び、深い本質を探求なさりながら今日まで歩まれていらっしゃいました。

バレエではバレリーナのスタイルやテクニック、演目ばかりに目がいきがちですが、舞台の上で物語を伝える表現力や感性、日々の鍛練から生まれる踊りが生演奏と合わさり創られるすばらしい世界観は総合芸術そのものです。

教育と同様バレエも毎日毎日の地道な積み重ねが実を結びます。
幼稚園とバレエ教室とそれぞれ土俵は違っても、まずは挨拶から始まり、人の話を聞く姿勢、自主性を育むサポートなど根の部分は同じです。 

今回バレエを通し、幼児期における運動の意義についてを考えました。
それぞれの年齢相応に育ってほしい発達に関しても書いてございますので 是非皆様にも一読していただけたら幸いです。

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パッセより 子どもたちの健やかな成長を願って


近年、子どもたちの運動能力及び体力の著しい低下は深刻化しています。

現在子どもたちの身体は発育も早く欧米化する一方で、昔に比べると幼少期から柔軟性に欠ける傾向が見られます。それに加えて運動不足が続くと成長期の怪我や大人になった時の深刻な運動機能障害(ロコモティブシンドローム)に繋がります。

子どもたちには4歳前後から運動をする習慣を身に付けさせることで、心身ともに健康に成長し、大人になってからも健やかな生活ができる身体作りを促すことができます。


さて、ここシンガポールでは暑さのためさらに外遊びの機会が少なく、バス送迎など歩く機会も少ないために、子供たちの体力と筋力の低下を心配なさる保護者の方々も多いことと思います。


日本の文部科学省による幼児期運動指針より5つの「幼児期における運動の意義」が以下のように書かれています。

1)体力・運動能力の向上

2)健康的な体の育成

3)意欲的な心の育成

4)社会適応力の発達

5)認知的能力の発達

パッセのバレエを通して上記を見ていきます。


1)体力・運動能力の向上  ‘運動機能を高める’


レッスンの中では沢山の決まった動きを学びます。
ストレッチから始まり、膝を曲げ伸ばしするプリエ、片足でバランスをとる練習や綺麗な姿勢を保ったまま動くジャンプや回転。
手の指先からつま先まで全身を使うことで、自分の身体をコントロールして動かす身体能力を養います。
また、1時間のレッスンを集中して続けることで運動機能を高めるだけでなく、集中力も自然と身に付いていきます。


2)健康的な体の育成  ‘身体作り’


バレエでは主に体幹を鍛える運動により、無駄な力を入れずに美しく踊る技術を身に付けていきます。
日本人に多いO脚や内脚そして猫背は骨格の問題ではありますが、レッスンで繰り返し筋力を鍛えることにより矯正が可能です。
また、日常的な運動習慣は肥満や痩身を防ぎ正しい食生活に通じていきますので、結果、病気や怪我の防止に大きく繋がっていきます。


3)意欲的な心の育成  ‘豊かな心を育てる’


毎年12月に開催される発表会では、華やかな舞台に向けて練習に励み助け合い、緊張感のある本番から大きな達成感を感じることができます。
6月の勉強会では、日々のレッスンの成果を試し自分と向き合う良い機会となっています。目標を持って努力した後には必ず泣いたり笑ったりと心は大きく動きます。
子どもたちは舞台で踊る経験から豊かな感受性、そして繰り返し新たな目標に向かうことでポジティブな心構えを身に付けていきます。


4)社会適応力の発達   ‘社会性を身につける’


発表会や勉強会を通して先輩である6歳児は年下の面倒を見るようになり、バレエが大好きな4歳児は誰よりも上手に踊ろうと、鏡を見ながら一人で練習して上達していきます。
このように子どもたちはバレエを学ぶ中で思いやりの心や自主性を身に付けていきます。
また、師弟関係では礼儀作法はとても大切で、挨拶・学ぶ姿勢や態度をしっかりと学ぶことができます。
幼少期から協調性を身に付けコミュニケーション能力を磨き、努力を続けることの大切さを学ぶことは、社会で成功をする上で欠かせない要素の基盤作りとなります。



5)認知的能力の発達  ‘感性を磨く’


バレエには体に8つの方向があり、正確にその向きをコントロールする必要があります。
また、広いステージを上手く使って踊る空間能力も大切です。
踊りながら周囲に気を配ることで、子どもたちは高い認識力と繊細な判断力を身に付けていきます。
また、役柄や空間を「お姫様」や「お城」などとイメージしながら踊ることで、豊かな表現力や想像力を引き出すことができます。
感性を磨くことは、ないものを生み出し限界を超える力を持つ「創造力」を育むことに大きく繋がっています。



バレエの大きな特徴は、エクササイズやテクニックの量の差はあるとは言え、 幼児からプロのダンサーまで同じ動きを繰り返し練習しているということです。

500年前から毎日世界中で繰り返されているバレエの基礎を学ぶことは、 全身運動としての素晴らしさはもとより、強い精神力と豊かな創造力を自然と身に付け、 音楽・衣装・バレエの公演を観る機会などから芸術的センスも養うことができます。

子どもたちがバレエを大好きになり自主的に楽しんで学ぶことは、心の安定と成長を促し、

それをそばで見守るご父兄にとっても誇らしい気持ちに包まれ、 子どもと一緒に「バレエ」と言う身近な芸術を楽しんで頂けることと確信しています。

世界中の人々に愛されるバレエを多くの方々に体験して頂きたいと願っています。



下記はスタジオのご紹介となります。

< スタジオアーツ パッセ >

住所  11 Unity Street #02-16 Robertson Walk Singapore 237995 (UEスクエア裏グレーの建物)

電話   65-6735-2819
メール  info@studioartspasse.com
URL  http://www.studioartspasse.com/
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by irohakids | 2015-06-28 05:16 | 幼児教育