日本の絵本・外国の絵本
2022年 02月 05日
こどもたちの知的好奇心を伸ばし、
豊かな感情を育てるために
絵本は大きな役割を果たしています。
日本の昔話や神話、図鑑だけではなく、
翻訳された世界中の童話や
さまざまな作者の絵本があります。
絵本作りの手法、作者名、画家名、翻訳者名などを
意識されることは少ないかもしれませんが、
同じお話でも出版社や作家のことばの選び方や
絵の描き方により、その印象やメッセージ性などは
異なってきます。
他にも 絵本がうまれてきた歴史的背景や地域や国柄、
気候や地政学的要素によっても 主人公の年齢、
性格からストーリー展開は大きく変わてきます。
<日本>
ももたろう、浦島太郎、かさじぞう、はなさかじいさん、
おむすびころりん、こぶとりじいさん など
日本のお話は「まず最初に善行を積み重ねましょう」
「見返りを期待せず、純粋に相手のことを思い実行する」
文化で、他にも協調性や謙虚さを美徳とする話が
多くあります。
<イソップ、アンデルセン、グリム童話>
アリとキリギリス、おおかみ少年、うさぎとカメ、
ヘンデルとグレーテル、7匹の子ヤギ、
金のおのと銀のおの など
ヨーロッパのお話では「リスク管理」や「因果応報」の
発想をもとにしているものが多くあります。
それは、日本は島国で農耕民族であったのに対し、
陸続きの国では歴史的な背景や自然が厳しいところから
生まれたお話しでは生きるための術がストーリーとなり
語り継がれてきたものもあるようです。
こうした絵本だけをとってみても、お話しがどこの国で
描かれたものかを知ると、国民性や地学的な違いを
感じ取れるのは面白いものですね。
by irohakids
| 2022-02-05 15:18
| 幼児教育